レポートの表紙がPDFで配布されたので、それをLaTeXで何とかしてみた記録です。
結論としてのコードは、
略解としては、
結論としてのコードは、
\documentclass[a4j,11pt,dvipdfmx]{jarticle} \usepackage[pages=some,firstpage=true]{background} \usepackage{textpos}となります。
\begin{document}
\backgroundsetup{scale=1,angle=0,contents={\includegraphics{ほげほげ.pdf}}} \BgThispage \begin{textblock}{テキストブロックの幅}(x座標,y座標){文章} \setcounter{page}{0} \thispagestyle{empty} \end{document}
略解としては、
background
で.pdfなどの画像を背景として配置textpos
で文章を座標指定して配置
ということをしています。
文章多めの場合も書きました。
本記事のコードがうまく動作しない場合は、上述の記事のコードとの混ぜ合わせでうまいことやっていただければと思います。
以下詳解です。
文章多めの場合も書きました。
本記事のコードがうまく動作しない場合は、上述の記事のコードとの混ぜ合わせでうまいことやっていただければと思います。
以下詳解です。
\documentclass[a4j,11pt,dvipdfmx]{jarticle}今回はレポートおよび挿入したいPDF(レポートの表紙)の用紙サイズをA4と想定しています。後の細かい部分は本筋とズレるので割愛します。
\usepackage[pages=some,firstpage=true]{background}PDFを背景として挿入するためのパッケージです。オプションで
pages=some
:各ページごとにコマンド(\BgThispage
)が必要な形にするfirstpage=true
:最初のページへの配置を有効にする
を設定しています。
\usepackage{textpos}文章を座標指定で配置するためのパッケージです。オプション設定は特に必要ないと思います。
\backgroundsetup{scale=1,angle=0,contents={\includegraphics{ほげほげ.pdf}}} \BgThispagePDFを背景として挿入するための設定を行っています。具体的には、
\backgroundsetup
:背景の設定scale
:スケール、今回はどちらもA4なので「=1
」で大丈夫でした。angle
:角度、設定しないと傾くので「=0
(傾きなし)」を指定。content={\includegraphics{ほげほげ.pdf}}
:背景として張り付けるコンテンツの設定です。ここでPDFを指定しています。\BgThispage
:このコマンドで最新の\backgroundsetup
を呼び出して適用しています。
\begin{textblock}{テキストブロックの幅}(x座標,y座標){文章}ここは割とそのまんまなので説明とかはないです。あるとしたら、
テキストブロックの幅
は適当でも大丈夫です。\setcounter{page}{0} \thispagestyle{empty}ここはおまけです。一応説明としては、
\setcounter
:TeXが持っているカウンターを任意の値に変更しています。今回は、1ページ目を表紙とし、2ページ目から「1ページ目」としたいのでpage
を0
にすることで達成しています。\thispagestyle
:このページのページ数のみ変更するコマンドです。empty
とすることでページ表記を消しています。
以上です。